COLUMN
お役立ちコラム
2025/03/26
【2025省エネ法改正】省エネ適判の軽微変更・完了検査についてわかりやすく解説!

戸建・共同住宅等含め対象となります、省エネ適判(省エネ適合性判定)についてのご対応はいかがでしょうか?
適判後の『仕様変更』による軽微変更の対応や、完了検査での対応が非常に厄介になるため、情報を整理しておくことが重要です。
このコラムでは、主に軽微変更ルート(A、B、C)や軽微変更説明書・該当証明書を中心に解説していきます。
- 目次
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- 1.仕様変更が生じた際の対応ルート
- 1-1.軽微変更の手続きが必要に(ルートA・B・C)
- 1-2.省エネ適判の再申請が必要な場合
- 1-3.性能評価・長期での適判省略の場合
- 1-4.仕様基準にて建築確認を行った場合
- 2.完了検査(建築確認に追加された省エネ部分)について
- 2-1.主な提出書類
- 2-2.【注意!】現場備え付け書類について
- 3.まとめ
- 3-1.【あわせてチェック】2025年 GX志向型住宅補助金 最新情報
仕様変更が生じた際の対応ルート
軽微変更の手続きが必要に(ルートA・B・C)
確認申請同様、省エネの申請も、変更時は変更手続きを行わなくてはなりません。
状況によって対応が変わる為、説明していきます。
(ルートA・B)省エネ性能が同じか良くなる/一定の割合で低下する変更
→軽微な変更説明書の届出になります(後述)
(ルートC)上記に該当しないが、再計算によって省エネ適合となる変更
→軽微変更説明書、軽微な変更該当証明書の対応となります。
軽微な変更証明書・変更該当証明書の違いとは?

軽微な変更説明書は、同説明書を省エネ適判を行った評価機関へ提出し、受付印を頂くことで取得ができます(届出のようなものです)
軽微な変更該当証明書は、変更申請のように、評価機関へ計算書類等と共に提出し、審査完了によって発行される証明書になります。
※評価機関によって、手数料発生や金額が異なると思いますので、事前にご確認下さい。
省エネ適判の再申請が必要な場合
主に非住宅のケースかと思いますが、用途や計算方法が変わる際は、再申請が必要になります。
再申請や、軽微変更該当証明書交付の申請を『計画変更』と呼びます。
再取得された省エネ適判通知書や、軽微変更説明書・該当証明書を建築確認へご提出下さい。
省エネ適判や軽微変更、再申請について詳しく知りたい方は
省エネ適判手続きや変更手続き等、まだまだイメージできないことが多いかと思います。
そのような際は、ぜひエコプラスへお気軽にご相談頂けたらと思います。
計算や適判申請とあわせまして、仕様変更が生じる際の対応方法や手数料等、わかりやすくお伝えすることが出来るかと思います。
性能評価・長期での適判省略の場合
性能評価や長期等によって省エネ適判を省略した場合の『変更』手続きですが、
前述の省エネ適判と概ね似た対応となります。
(ルートA・B)省エネ性能が変化しない/上がる/一定の割合が低下する
→軽微変更説明書(または変更設計住宅性能評価書)
(ルートC・再適判)上記に該当しないが適合する変更/用途・計算方法の変更時
→変更設計住宅性能評価
上記を建築確認へご提出下さい。
仕様基準にて建築確認を行った場合

仕様基準での変更の際は、確認検査機関へ、様式や変更手続きをご確認下さい。
※仕様基準ではない方法での評価にする場合は、省エネ適判を行う必要があります。
(画像引用元:国土交通省 木造戸建住宅の仕様基準ガイドブック https://www.mlit.go.jp/common/001586400.pdf )
仕様基準や計算方法について知りたい方は
省エネ基準の『仕様基準』、まだまだ実務で使われるケースが多くなかったとも思いますので、
最初は難しく感じるかもしれません。
また、住宅・非住宅問わず、計算方法や流れを再認識しておくことがスムーズな法改正対応には必要でしょう。
参考までに、下記コラムもご確認下さい。

【最新】2025年4月からの省エネ基準適合義務化は大丈夫ですか? Vol.2『住宅の省エネ計算ルート』
住宅が省エネ基準に達成しているか、省エネ性能がどのくらいか、といった確認方法はご存知でしょうか。
大きく分けて仕様基準と標準計算の2つがありますが、目的に応じた使い分けが必要といえます。
省エネに関する建築主の認知・ニーズともに高まり、省エネ性能が判断の土俵にあがってきています。
そういった中を含めて、参考になるようなコラムをお届けいたします。

【省エネ適判】共同住宅や小規模非住宅は仕様基準が可能?外皮計算方法を解説
2025年4月以降に着工の全ての住宅・非住宅が、省エネ基準適合義務となります。
その中でも300㎡未満の小規模非住宅や共同住宅等も、例外なく省エネ検討と省エネ適判などの対応が必要になります。
今までなかった業務が新たに登場することは、なかなか想像しづらいかと思いますが、しっかり毎物件準備をし、円滑に工事・お引渡を進められるよう準備しておきたいものです。
主に省エネ計算の方法などをご紹介していきます。
完了検査(建築確認に追加された省エネ部分)について
主な提出書類
省エネ部分の完了検査での必要書類は、主に次のようなものとなります。
(1)完了検査申請書
(2)省エネ適判に用いた図書、【該当時】軽微変更説明書等
(3)省エネ基準工事監理報告書 等
省エネ基準工事監理報告書とは?

工事監理者(建築士)にて、省エネ仕様に係る断熱材や設備等の確認を行い、省エネの工事監理報告書へまとめ提出する必要があります。
※省エネ基準工事監理報告書につきましては、確認検査機関や特定行政庁へご確認下さい。
(画像引用元 国土交通省 省エネ基準工事監理報告書 https://www.mlit.go.jp/common/001851302.xlsx)
【注意!】現場備え付け書類について
各設備の納入仕様書や性能値が分かる資料(計算に入れた場合)を現場に備え付けておく必要があります。
工事監理者としても確認する他、完了検査でも確認されますのでご注意下さい。
まとめ
省エネ適判の際の軽微変更・計画変更の扱いについてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
2025年4月より、設計者・確認検査機関・省エネ適判機関とも、皆初めてということもあり大きな混乱が想定されます。
少しでも当HPのコラムなどをご覧頂いて、円滑に法改正後の実務にあたって頂けましたら幸いです。
お読みくださいまして、ありがとうございました。
【あわせてチェック】2025年 GX志向型住宅補助金 最新情報
省エネ計算ですが、法改正だけでなく補助金の要件にも絡んできます。
GX志向型住宅 最新の補助金動向を都度更新してまとめていますので、ぜひご確認下さい。

【GX志向型住宅とは?】基準や条件、BELS申請等のポイントを解説!
2024年補正予算にて、『子育てグリーン住宅支援事業(補助金)』が確定し、GX志向型住宅という新たなグレードが誕生しました。
名前からしてレベルが高そうに感じると思いますが、どういった性能が必要で、どうすれば達成するかご存知でしょうか。
GX志向型住宅にするための仕様検討のコツや証明書等、実務者目線にてお役に立てるような内容をお伝えしていきます。