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【ポイント解説】ZEHとは?ZEH水準やZEH+との違い 補助金絡めた最新情報をお届け

【ポイント解説】ZEHとは?ZEH水準やZEH+との違い 補助金絡めた最新情報をお届け

『ZEH(ゼッチ)』という言葉は今や一般的に使われるほか、補助金事業等でもたびたび出てくるワードなので、一度は聞いたことがあるかと思います。また、最近『ZEH水準』や『ZEH+』という似た用語も聞いた方もいるのではないでしょうか?今回のコラムでは改めて『ZEHとは何か?』『ゼロエネ?』『ZEH水準やZEH+との違いは?』等の観点から比較・まとめてみました。国が進める住宅の省エネ化。これを読んで参考にしていただけたら幸いです。

ZEH(ゼロエネルギー住宅)とはどんな住宅?条件は?

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(net Zero Energy House)の略称です。最初に結論から申し上げますと、とっても簡潔にまとめると、「使う電力より創る電力が多い家」=「ZEH」です!

『ZEH』を実現するためには【外皮計算】と【一次エネルギー消費量計算】が必要になります。

【外皮計算】

こちらは「屋根・天井・壁・床・基礎」各部分の『断熱性能』と開口部(サッシ・玄関ドア)の『断熱性能』をそれぞれ割り出し、平均値をとった値を『外皮平均熱貫流率(UA値)』として結果にだします。

【一次エネルギー消費量計算】

こちらは「冷暖房設備」「換気設備」「給湯設備(水栓・浴槽を含む)」「照明設備」のそれぞれにおいて、高効率化を図り、一般的な省エネ基準の住宅で発生するエネルギー量に対して、どこまでエネルギー消費量を削減削減できるかを計算して結果に出します。(『BEI』とも表現されます。)

【6地域の場合】

外皮計算数値・・・0.87(2025年度省エネ基準値)≦ 0.60以下(ZEH基準値)≦ 0.46(GX基準【G2】)

一次エネ数値・・・0%削減(2025年度省エネ基準値)(BEI=1.0)≦ 20%以上削減(ZEH基準値)(BEI=0.8)≦ 25%以上削減(ZEH+基準値)(BEI=0.75)≦ 35%以上削減(GX基準)(BEI=0.65)

エコプラ君

UA値は数値が低くなるほど「断熱性能が良い」。逆に、一次エネ消費量は数値が大きくなるほど「一次エネルギー削減量が良い」という事だね。

最後に『創エネ』太陽光発電の容量を計算しZEHへ

外皮計算(UA値=0.60以下)と一次エネ消費量20%以上削減(BEI=0.8以下)のZEH基準を設計出来たら、最後に「太陽光発電の容量」を計算します。どのくらいの容量を搭載が必要かというと、『一次エネルギー削減率を設備と併せて100%以上削減』を達成できる容量が必要になります。簡単にイメージしたものが下図になります。例えば、設備で20%を削減した場合は残り80%分が設計した住宅で使うエネルギー量になります。つまり、その80%分の消費エネルギーを太陽光発電によって創られるエネルギーで賄うことが必要という事ですね。

逆に、設備の削減率が20%にとどまらず、高効率型設備を採用し35%や40%といった削減率を達成した場合は、同じ意匠の住宅でも、ZEHをクリアするために必要な太陽光発電の最低容量は65%や60%分で良くなるので、「減る」という事です。屋根の形状によっては載せられる太陽光発電に限りがある場合は、設備による削減率を上げたり、UA値の強化により、「そもそもエネルギーをあまり使わない設計」にするという事もポイントになります。

設計するだけではだめ!公的な認定書の取得で初めて『ZEH』認定に

省エネ仕様検討、BELSでお困りの際はECOPLUSへ!

「外皮計算」「一次エネ消費量計算」「太陽光発電容量」をそれぞれ算出し、晴れてZEH基準をクリアした建物であっても、公的な認定書を取得しない限り『ZEH』とは認められません。「この家は『ZEH』です!」とうたうためには『BELS評価書』という公的認定を受ける必要があります。『BELS評価書』はZEH認定の他にも、目安光熱費が分かったり、性能値も一目でわかりやすい書類になりますので、進んで取得されるのがおすすめです。つきましては別コラムでしょうかいしておりますので、併せてご覧ください。また、ECOPLUSではBELS取得のサポートを行っておりますので、ご興味ある方はリンクを貼っておきますので、まずはお気軽に無料御見積・無料相談もお待ちしております!

【最新】2024年4月よりBELS評価書が改定され性能や目安光熱費などが一目でわかるように!!性能表示の「自己評価型」「第三者評価型」も分かりやすく説明します

【最新】2024年4月よりBELS評価書が改定され性能や目安光熱費などが一目でわかるように!!性能表示の「自己評価型」「第三者評価型」も分かりやすく説明します

「BELS(ベルス)評価書」という言葉を聞く方も年々増えてきているのではないでしょうか。今更ですがそもそもBELSとは?から、新築時にBELS評価書ってあった方がいいの?BELSで何が分かるの?何に活用できるの?等について今回新旧のデザイン比較などを含めてまとめていきたいと思います。新築注文住宅で、建売住宅で、はたまた中古住宅のリノベ物件で、マイホーム生活も様々な選択肢がある現在、是非記事を読んでいただいて性能表示の内容と取得の重要性について知っていただき、ご検討いただけたら幸いです。

【似た用語①】ZEHと異なる「ZEH水準」

ZEHの取得については何となくイメージできたと思いますが、似た用語で『ZEH水準』と称される住宅もあります。似た用語ですが、仕様が大きく違うので、この違いを抑えておくとよいでしょう。さて、何が大きく違うかというと、結論『太陽光発電』の搭載がある家(=ZEH)とない家(=ZEH水準)ということです。

※6地域で比較

【ZEH】

外皮性能(UA値=0.60以下)

一次エネ消費量削減20%以上(BEI=0.8以下)+太陽光発電搭載の義務 

= TOTAL100%以上の削減率を達成

【ZEH水準

外皮性能(UA値=0.60以下)

一次エネ消費量削減20%以上(BEI=0.8以下)+太陽光発電搭載は問わず(設置無しでも可)

=エネルギーは創らない為、(厳密に言うと、太陽光を載せたとしても100%削減率を未達の為)、「ZEH」という名がついているが、中身は全然違う

「ZEH水準」という用語はその名の通り「ZEH」という用語が入っています。太陽光発電の搭載は「無」~「設置していても99%以下の削減率」なので、極端に言えば「設置無し」でも「ZEHと同レベルの水準だから『省エネ』だね」と勘違いしやすいのです。

併せて、先ほど紹介しました『BELS評価書』を取得しない物件の場合は、いくら計算をしてZEH基準(外皮性能・一次エネ消費量削減率・太陽光容量)をクリアしたとしても『ZEH』にはならない点も理解しておく必要があります。自己採点だけではダメという事です。

【似た用語②】ZEHを強化した「ZEH+(ゼッチプラス)」

似た用語の二つ目は『ZEH+(ゼッチプラス)』と称される住宅になります。基本的な考え方は「ZEH」と同じですが、基準値が「ZEH」よりも強化された住宅になります。

※公的書類によって『ZEH+』という認定書があるわけではない

※環境省・経産省が実施する支援事業に設けられた枠『ZEH+』

※6地域で比較

【ZEH】

外皮性能(UA値=0.60以下)

一次エネ消費量削減20%以上(BEI=0.8以下)+太陽光発電搭載の義務 

= TOTAL100%以上の削減率を達成

【ZEH

外皮性能(UA値=0.50以下)

一次エネ消費量削減25%以上(BEI=0.75以下)+太陽光発電搭載の義務

= TOTAL100%以上の削減率を達成

※参照【ZEH+ハイグレード仕様】2024年度より新設

外皮性能(UA値=0.46以下

一次エネ消費量削減30%以上(BEI=0.70以下)+太陽光発電搭載の義務

= TOTAL100%以上の削減率を達成

ZEH+(ハイグレード仕様も同様)はZEH基準よりも外皮性能の強化と一次エネルギーの削減率強化を図る必要があります。そこに加えて、今回のタイトルとしては詳細は割愛させていただきますが、「高度エネマネ(HEMS)の設置」「電設備又は充放電設備の設置(EVコンセント等の設置)」等が要件に追加されます。ZEHをより効率化し、エネルギーの自給自足を更に強化した住宅と言えそうです。

ZEH・ZEH水準をめぐる補助事業の動向

R7年度環境省ZEH補助金

※情報まとめ次第掲載予定

補助金内容 【ZEHで50万円~・ZEH+で100万円~の新築向け補助事業】

子育てグリーン補助金 ZEH水準

賃貸住宅も補助金対象に

2025年度はZEH水準の他、さらに高性能な「GX志向型住宅」という申請枠を新設し、補助金事業が始まる予定です。最新情報では、5月以降~(日にちは明言されず)からZEH水準・GX志向型住宅の補助金申請の受付が開始予定です。予算にも限りがありますので、下記に紹介するコラムもご覧いただき、性能値や申請条件など、今の内からできる準備をしていきましょう。ECOPLUSでは各種補助金取得のサポートも行っておりますので、まずはお気軽に無料御見積・無料相談もお待ちしております!

【最新/新築最大160万円/補助金】子育てグリーン住宅支援事業とは?GX志向型住宅?申請方法とは?

【最新/新築最大160万円/補助金】子育てグリーン住宅支援事業とは?GX志向型住宅?申請方法とは?

2024年11月22日、「令和6年度補正予算案」の閣議決定により「子育てエコホーム支援事業」の後継事業として『子育てグリーン住宅支援事業』が報道発表されました。
新築+リフォームの総予算は2,250億円規模。長期優良住宅の補助金枠は、太陽光発電設備等を設置しなくても補助が受けられる、貴重な国の補助金枠です。
最新・ZEHより上位クラスのGX志向型住宅、2030年度義務基準の『ZEH水準』、長期優良住宅補助金枠、3つについて理解し、申請方法を学べる内容を書いていきます。

【GX志向型住宅とは?】基準や条件、BELS申請等のポイントを解説!

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2024年補正予算にて、『子育てグリーン住宅支援事業(補助金)』が確定し、GX志向型住宅という新たなグレードが誕生しました。
名前からしてレベルが高そうに感じると思いますが、どういった性能が必要で、どうすれば達成するかご存知でしょうか。
GX志向型住宅にするための仕様検討のコツや証明書等、実務者目線にてお役に立てるような内容をお伝えしていきます。

フラット35 金利優遇

フラット35では2022年10月以降、金利優遇がポイント制度に変わっております。また、2024年2月にはポイントメニューが改定されました。その中でも住宅性能として『ZEH』の評価がある住宅の場合「3ポイント」を取得できます。3ポイントを取得したらそれだけでどこまで優遇があるかというと「当初5年間0.75%金利優遇」を受けることが出来ます。ポイントは住宅性能の他にも積み立てることができ、総獲得ポイントに応じた優遇を受けられます。詳細は下記コラムもご覧ください。

【フラット35】2024年2月からポイントメニュー改定!住宅性能や世帯構成など組み合わせて上手に活用しよう!

【フラット35】2024年2月からポイントメニュー改定!住宅性能や世帯構成など組み合わせて上手に活用しよう!

一度は聞いたことがある【フラット35】は、最大35年間固定金利の住宅ローンでおなじみですが、2022年10月から「ポイント制度」に変わっていることをご存じでしょうか。同じ省エネ住宅であっても、金利引き下げパターンが異なってくるので、今後【フラット35】をご検討される場合は、是非本制度を知っていただくとともに、「どんな『省エネ住宅』を建てるか」や「世帯構成」なども踏まえると、フラット35の活用する際、どのくらいお得になるのか比較検討材料にしていただけたら幸いです。

※新築一戸建てを対象としたコラムの為、一部分割愛しております。

まとめ

今回紹介しましたZEHを建てる際、断熱性能・一次エネルギー・太陽光発電設備等、の強化が必要だという事が分かったかと思います。2025年基準適合義務となる住宅性能と比べると、初期投資が高額になってしまうのはデメリットともいえるでしょう。そうはいってもたった5年度の2030年には、ZEH基準の性能が「適合義務化」となる見込みです。しかし、デメリット以上に長期的視点でのランニングコスト削減(電気代削減)は、近年の『値上がり』の影響も相まって特に大きなメリットになると感じます。それに加え国から『ZEH』の補助金制度も充実しております。今後はますます「高性能化」も求められていきますし、この機会を良いきっかけとして、まだ取り組んだことのない実務者の皆様は是非ご検討してみてください!ECOPLUSでは計算からサポートさせていただきますので、まずは無料相談からでもお気軽にご連絡ください!

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