COLUMN
お役立ちコラム
2025/03/24
【省エネ/エコ/GX】東京ゼロエミ住宅・助成金とは?

2020年、当時の日本政府(菅総理)は『2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を目指すことを宣言』しました。その翌年2021年、東京都では、「ゼロエミッション東京」を掲げ、2030年までに温室効果ガス排出量を50%削減(2000年比)する「カーボンハーフ」を表明し、併せて助成金制度『東京ゼロエミ住宅導入促進事業』を施行し、都内の温室効果ガス排出量の約30%を占める家庭からの排出量を減らすため、以降業界全体での取り組みを加速させています。今回はこの「助成金制度」についてまとめていきたいと思います。
- 目次
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- 1.補助金の概要について
- 1-1.基本要件とグレード別補助額
- 1-2.申請スケジュール(R6年度の例)
- 1-3.国の補助金等との併用について
- 2.まとめ
- 2-1.住宅・共同住宅・非住宅の省エネ計算なら
補助金の概要について
基本要件とグレード別補助額
まず、助成金を取得するにあたり、住宅の基本要件としては
①都内の新築住宅(戸建住宅・集合住宅等)
②床面積の合計が2,000平方メートル未満
この2点が基本要件になります。
また、住宅性能別に助成金額がわかれております。
水準A~Cの助成金額

水準A~Cの性能要件

※水準Aが一番金額が大きいが、住宅性能の要求値も一番高い
水準Aが一番条件としては厳しい代わりに、条件を満たした場合の助成金額が大きくなっています。実際にUa値や一次エネルギー消費量削減(BEI)を達成するためには「断熱」「設備」についての強化(高効率化)を図る必要があります。詳しくは別コラムも併せてご覧ください。

※引用:東京都環境局「東京ゼロエミ住宅」より

【2025年最新】東京ゼロエミ住宅「新性能基準」と達成方法を解説!
東京ゼロエミ住宅の省エネ性能水準が、2024年10月施行分より新しくなりました。
水準A~水準Cの3タイプですが、従来の水準よりも上回っていることに注意が必要です。
各水準の達成方法や、今回の水準・制度変更に伴う注意点をまとめましたので、お読み頂けたらと思います。
認証の為の省エネ計算なら
申請スケジュール(R6年度の例)

※引用:東京都環境局「東京ゼロエミ住宅」より
R6年度を例にしておりますが、注意点としては着工前に『「東京ゼロエミ住宅設計確認審査」の申請』を登録審査機関にて行うことが必要になります。提出後は確認書発行前でも着工は可能です。(ただ、不備の内容によっては着工後では取り返しのつかない場合もございますので、着工の時期はなるべく余裕を持っておくことも必要だと思います。)確認審査の確認書が発行された後、着工と並行して「助成金の交付申請」を行います。工事完了後は「工事完了審査の申請」を改めて登録審査機関にて行い、『東京ゼロエミ住宅認証書』の発行をもって、「助成金の実績報告」を行うことで、はれて助成金を受給することが出来ます。
※申請時期の注意点として、登録審査機関からの各確認書(「東京ゼロエミ住宅設計確認書」「東京ゼロエミ住宅認証書」)が発行されてから3カ月以内に交付申請・実績報告を提出する必要があります。
国の補助金等との併用について
東京ゼロエミ住宅との併用可能な事業
「子育てグリーン住宅支援事業」(「長期優良住宅」および「ZEH水準」型のみ)
「子育て支援型共同住宅推進事業」
「東京ゼロエミポイント」(冷蔵庫の買替のみ)
「東京こどもすくすく住宅供給促進事業※」
※東京ゼロエミ住宅の助成金を受ける住戸以外の住戸及び共用部分等が対象。
詳細は、住宅政策本部子育て支援住宅担当までお問い合わせください。
東京ゼロエミ住宅との併用不可能な事業
「子育てグリーン住宅支援事業」
(全世帯を対象とする「GX志向型住宅」を申請している場合)
「戸建住宅ネット・ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)化支援事業」
「次世代ZEH+実証事業」
「集合住宅のCO2化促進事業(ZEH-M)」
「LCCM住宅整備推進事業」
「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費 補助金(給湯省エネ事業)」
「東京ゼロエミポイント」(エアコン、給湯器及びLEDの買替)
その他東京都環境公社(クールネット東京)が実施している「太陽光発電設備」「蓄電池」「エコキュート」「エネファーム」「V2H」等に対する助成事業(一覧はこちら(外部サイト) )
特に2025年度に関しては「子育てグリーン住宅支援事業」の活用に対して注意が必要です。「子育てグリーン住宅支援事業」には申請枠が3つあり、「GX志向型住宅型」「長期優良住宅型」「ZEH水準型」の3つです。このうち、「GX志向型住宅型」を活用した物件につきましては、東京ゼロエミ住宅の助成金は受けられません。逆に東京ゼロエミ住宅の助成金を先行して申請している場合は、「GX志向型住宅」への申請が出来なくなってしまうので、この逆パターンにも注意が必要です。併願して受給したい場合は、「長期優良住宅」か「ZEH水準」として活用すれば「補助金と助成金の併用」が可能です。
まとめ
東京ゼロエミ住宅の助成金は日本のカーボンニュートラル達成に向けた取り組みにおいて重要な施策であることは伝わったのではないかと思います。東京都に限った話ではなく、全国各地でカーボンニュートラル達成に向けた動きは今後も増えていくことでしょう。ECOPLUSでは助成金取得のために必要な「省エネ計算」のサポ―トも実施しております。少しでも気になった方は(無料なので)お気軽にご相談ください!
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参照・引用:東京都環境局「東京ゼロエミ住宅」