COLUMN
お役立ちコラム
2026/08/31
LCCM住宅認定のための、具体的な検討ルート・基準・達成方法を解説します!
国のLCCM住宅補助金は2026年時点では一旦終了となっていますが、地方自治体の省エネ補助金では、こちらのLCCM住宅認定などが1つの基準になっているケースもみられるようです。
その時、LCCM住宅の認定書の取得方法や、CASBEE評価書の基本的なことについて知らなくはなりません。
本コラムでは、上記についてをわかりやすく解説していきます。
- 目次
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- 1.LCCM住宅とは何か知りたい方へ
- 2.LCCM住宅認定のための基本的な基準
- 2-1.LCCM適合判定ルート
- 2-2.CASBEE戸建(新築)認証 ルート
- 3.建築士の証明書が出してもらえないとき・・・CASBEE?
- 3-1.CASBEEの採点方法
- 3-2.CASBEEではどのくらいの仕様グレードが必要に?
- 3-3.CASBEEの外注は可能?
- 4.まとめ
LCCM住宅とは何か知りたい方へ
LCCM住宅についてを下記コラムにまとめていますので、
ぜひご参考にして頂けましたら幸いです。
最終目標?!脱炭素におけるLCCM住宅とは?性能や認定基準・補助金事業についてまとめました!
皆さんは「ZEH」ではなく「LCCM住宅」を聞いたことはあるでしょうか?LCCMは『ライフ(L)サイクル(C)カーボン(C)マイナス(M)住宅』の頭文字を取った略称です。今回のコラムでは次世代住宅である『LCCM住宅』にフォーカスし、そもそもLCCM住宅とはどんな家?ライフサイクルカーボンマイナス?ZEHよりすごい家?などの観点からできる限り分かりやすくまとめていこうと思います。エコな次世代住宅をお考えの方、必見です。
LCCM住宅認定のための基本的な基準
LCCM住宅補助金とは別に、IBECsが発行する『LCCM住宅認定書』が存在します。
国以外の自治体でもこちらの書面が補助対象の確認に求められることがあり、
取得方法を確認しておくことが大切です。
2つの検討ルートがあります。
LCCM適合判定ルート
こちらはCASBEE評価書を取得せずに、エクセルの『LCCM適合判定ツール』を使ってLCCO2が0以下になることを判定する方法です。
とはいえ、外皮一次エネルギ―計算や、長期優良住宅、太陽光発電容量10kW以上といった、ある程度の検討がされていることが前提になります。
※主な性能要件例 ZEH基準の断熱、再エネ除く一次エネ25%以上、LCCO2 0%以下 、CASBEE B+ランク以上あるいは長期認定 等
(補助金の要件などにもよります)
CASBEE戸建(新築)認証 ルート
そもそもCASBEE戸建とは?
CASBEE戸建(新築)では、住宅の環境性能を総合的に評価することができます。
省エネや耐震性だけでなく、快適性や静けさ、敷地の緑化等まで多面的な評価をするものです。
環境効率(BEE)の他、LCCO2(ライフサイクルCO2)やSDGsへの取り組み等、様々な評価をすることができます。
※画像引用元 IBECs CASBEE-戸建
https://www.ibecs.or.jp/CASBEE/CASBEE_outline/cas_home.html
CASBEEでの必要な表示
環境効率ランクがSもしくはA、かつライフサイクルCO2ランクが緑★★★★★ こちらの2つの適合が必要となります。
他にも環境への配慮事項など、多くの表示がされますが、LCCM住宅認定としては、上記2つが満たされていればOKとなります。
建築士の証明書が出してもらえないとき・・・CASBEE?
LCCM住宅の適合判定ツールへは、確認者欄があり、別の様式にて、
『建築士による工事内容確認書』というものがあります。
つまり、建築士の方による確認が行われないとCASBEEを使わないルートは使えないことになりますので、
注意が必要でしょう。
規模が大きい住宅会社であるほど、こちらの対応が厳しくなる可能性があります。
一方、CASBEEにつきましては、CASBEE-戸建評価員が同評価書を作成し、審査機関にて第三者認証を受けて取得、
そちらをIBECsへ認定の申請をしますので、建築士の確認が直接出ることはないでしょう。
(もちろん設計者は図面等作成図書へ責任があることは当然ですが)
CASBEEの採点方法
CASBEE戸建では、6分野 計46項目という非常に多い評価項目が用意されています。
しかし、全て1点、といった均一の点数付けではなく、項目ごとに重みづけがされているのが特徴です。
点数が高く設定されている項目をみますと、LCCM適合判定ツールでの検討事項と似通っている部分があり、
外皮一次エネ計算、長期優良住宅(劣化対策、耐震等級等、維持管理)、太陽光パネル容量、環境に優しい材料の使用などのグレードを気を付けることが重要のようです。
CASBEEではどのくらいの仕様グレードが必要に?
エコプラスの計算スタッフ(CASBEE戸建評価員)による検証によると、
LCCM適合判定ツールでの達成グレード+αにて、ある程度の性能はいくのではという考察です。
具体的には、ZEH基準+太陽光容量10kW~(目安)+長期優良住宅(耐震等級3)+αです。
何か工事を後から是正する、外構計画をやり直すといった大ごとにはならないと思われますが、
着工までのプランニングにてしっかり押さえておく、LCCM認定をとっておくことが必要でしょう。
CASBEEの外注は可能?
外注は可能であり、ECOPLUS・他社含め対応しているサービス会社があります。
エコプラスでも、CASBEE戸建評価員が数名在席していますので、外皮計算からCASBEE、LCCM住宅認定までも可能ですし、
部分的な依頼も承っています。
計算会社のHPや窓口へのお問い合わせにて、一番ご依頼しやすそうな先を選んでいただけたらと思います。
ECOPLUSにてCASBEE戸建を評価させて頂く際の注意点をお伝えします。
LCCM住宅適合とならない際、適合させるための仕様案を提示させていただくことや、
その他項目への加点が出来るか否かなど、ヒアリングを多くさせて頂きます。
また、環境への配慮事項等、文章作成なども出てきますので、設計者様とのお打合せも生じえます旨、ご了承ください。
まとめ
LCCM住宅認定ルート等お伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
LCCM適合ツールが簡易的で便利ですが、建築士による証明が得られないというお話をよく聞きます。
一方、CASBEE戸建は敷居が高い、検討が大変そう、難しそうと感じてしまうものです。
そのハードルを少しでも下げたらと、ECOPLUSスタッフのほうで検討させていただきました。
ぜひ参考にして頂けたら幸いです。
お読みいただきまして、ありがとうございました。




